アトピー性皮膚炎と鍼灸

実は私自身、アトピーと10年以上向き合ってきました

このページを開いてくださったあなたは、今、肌のことで苦しい思いをされているかもしれません。

実は私自身、20歳から10年以上、アトピー性皮膚炎に悩んできました。

顔と首の症状がひどく、人の視線が怖くて、鏡を見るのもつらかった時期があります。

「一生この肌と付き合うのかもしれない」と、先が見えない気持ちで過ごした日々もありました。

だからこそ、”ただ表面を抑える”のではなく、身体の内側から整えることの大切さを、自分の肌で知っています。同じ道を通ってきた者として、あなたに寄り添います。

こんなお悩みはありませんか?

  • 夜中にかゆみで何度も目が覚めて、朝起きても疲れが残っている
  • 季節の変わり目になると、決まって同じ場所に赤みが出てくる
  • 塗り薬でその場はおさまるけれど、やめるとまた戻ってしまう
  • 汗をかくと肌がピリピリして、運動や外出がおっくうになる
  • 首や腕まわりの肌が気になって、着たい服を選べない
  • 「体質だから仕方ない」と、もう半ばあきらめている

アトピー性皮膚炎とは

アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹が良くなったり悪くなったりをくり返す、慢性的な肌のトラブルです。日本皮膚科学会では「増悪・寛解を繰り返す、そう痒のある湿疹を主病変とする疾患」と定義されています。

「子どもの病気」「大人になれば治る」と言われることもありますが、実際には大人になっても症状が続く方、いったん落ち着いたのに数年後にまた出てくる方も少なくありません。厚生労働省の調査では、20歳代でも10%前後の方にアトピー性皮膚炎の症状がみられると報告されています。

原因はひとつではなく、生まれ持った体質、生活環境、ストレスなどが複雑にからみ合っています。次の章から、西洋医学と東洋医学がそれぞれどう捉えられているかを見ていきます。

西洋医学から見た原因

西洋医学では、アトピー性皮膚炎を「肌のバリア機能の低下」と「免疫の過剰な反応」が重なって起こるものと考えます。

私たちの肌には、水分を保ちつつ外の刺激を跳ね返す「バリア」の役割があります。このバリアが弱い方は、肌が乾燥しやすく、ほこりや汗、花粉などの刺激が入り込みやすくなります。

入り込んだ刺激に免疫が過敏に反応すると、炎症やかゆみが起きます。かゆくて掻いてしまえば肌がさらに傷ついてバリアが弱まり、またかゆくなる。この「かゆみ→引っ掻く→炎症の悪化」の悪循環が、アトピー性皮膚炎のやっかいなところです。

病院での対処はステロイドなどの塗り薬や保湿剤が中心です。炎症を素早く抑えるのには有効ですが、くり返す原因そのものには届きにくい面があります。

東洋医学から見たアトピー性皮膚炎

肌に出ているのは「結果」

東洋医学では、肌の症状を「体の中で起きていることのあらわれ」と考えます。
表に出てきている問題の原因はなんなのか。

少し乱暴なたとえですが、例えば台所で何かが焦げて、煙が部屋に立ち込めているとします。換気扇を回せば煙は減りますが、焦げている元を止めないと、また煙は出てきます。赤みやかゆみは「煙」のようなものだと言えます。

かゆみに対処しても、根本的な解決とはまた違うアプローチになることも少なくありません。

東洋医学が目を向けるのは煙そのものだけではなく、煙の発生源である「台所で何が起きているか」、つまり体の内側のほうに目を向けるのです。

肌を支える内臓のはたらき

東洋医学には「皮膚は内臓の状態をうつす」という考え方があります。アトピー性皮膚炎と関わりが深いとされるのは、次の四つです。

  • 肺(はい):肌の表面をうるおし、外からの刺激をブロックする。バリアの元をつくる役割
  • 脾(ひ):食べたものから血をつくり、水分を引き出して全身に届ける
  • 肝(かん):血を貯蔵し、脾の消化を助ける。気の巡りを整える司令塔で、ストレスの影響を真っ先に受ける
  • 腎(じん):体の根本的なエネルギーをたくわえるところ。身体を温める

「腸と肌のつながり」が最近注目されていますが、東洋医学が昔から大切にしてきた「脾(胃腸)を整えれば肌も整う」という考え方と深い部分でつながっています。

体質のタイプは人によって違う

同じアトピー性皮膚炎でも、体質によって肌の出方は違います。東洋医学ではこれを「証(しょう)」と呼んで分類します。

  • 風熱証・・・乾燥と赤みがあるタイプ。夏に悪化。
  • 風湿証・・・湿潤タイプの湿疹。梅雨に悪化。
  • 風寒証・・・全身に冷えを伴う湿疹。冬に悪化。
  • 気血両虚証・・・皮疹が軽度、あるいは変動が少ない。

これは代表的な分け方の一例で、実際には複数が重なっている方もいます。mahanaでは、お一人おひとりの状態を見て見立てを行います。

施術に使うツボ(一例)

東洋医学の鍼灸では、症状の出ている部分に直接刺すのではなく、手足など離れた場所にあるツボを使って体全体の巡りを整えます。

曲池、大椎、血海、膈兪・・・余分な熱を取るために使います。

中脘、豊隆、陰陵泉、脾兪・・・じゅくじゅくしている症状に湿を取り除きます。

陽池、足三里、風池、命門・・・乾燥と冷えのある方に。

合谷、三陰交、気海、腎兪・・・症状が軽い方に。乾燥を補います。

ツボには一つひとつ名前と根拠があり、施術者の間で長く共有されてきたものです。実際の施術では、体質に合わせてツボを選びます。

鍼灸とアトピー性皮膚炎に関する研究

体質を整えるという鍼灸のアプローチは、大学の研究機関でも検証が進んでいます。ある研究では、体質のタイプを分類したうえで鍼灸を施術したところ、かゆみや皮疹について一定の改善傾向が報告されました。mahanaの見解ではなく第三者の研究ですが、鍼灸というアプローチの可能性を裏づけるひとつの材料としてご紹介します。

出典・参考
日本アトピー協会「日本皮膚科学会 アトピー性皮膚炎の定義・診断基準」
日本皮膚科学会・日本アレルギー学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024」
新潟医療福祉大学 鍼灸健康学科「アトピー性皮膚炎に対する鍼灸治療」

そのまま様子を見続けると

「もう慣れた」と思っていても、気づかないうちに悪循環は深まっていきます。

  • 肌の悪循環:掻きこわしで肌が傷つき、バリアがさらに弱まり、かゆみが増す
  • 眠りへの影響:夜中のかゆみで睡眠が浅くなり、日中の疲れや集中力に響く
  • 気持ちへの影響:肌の状態が気になって外出を控えたり、人と会うのがおっくうになる

私自身、こうした悪循環を経験しました。だからこそ、「もう少し早く体の内側に目を向けていれば」と思うことがあります。何年も付き合ってきた方ほど、一度立ち止まって、自分の体と向き合っていただきたいのです。

mahanaの鍼灸アプローチ

おひとりお一人施術の内容は変わってきますが、大まかなアプローチの仕方をお伝えします。

お一人おひとりの体質を見る

同じ「かゆい」でも、背景にある体質はさまざまです。まずは問診と体の観察をもとに、その方に合った施術方針やペース、強さを設計・ご提案いたします。

患部に直接ではなく、手足のツボから

お肌の状態にもよりますが、いきなり炎症のある肌に直接触れるのではなく、手足のツボを中心に、体の内側から巡りを整えていきます。

状態によっては、お肌と身体の内側の両方からアプローチをしていきます。

お灸でじんわり温めていくことも多いので、リラックスして施術を受けていただけます。

くり返しにくい体づくりを目指す

その場のかゆみを和らげるだけでなく、体質そのものを整えて、くり返しにくい状態を目指しています。

「すぐには変わらないけど、続ければ体は応えてくれる」これは私自身の実感でもあります。

漢方薬局とのつながり

漢方にご興味がおありの方は、つながりのある漢方薬局をご紹介することもできます。漢方の処方やお薬の相談は薬剤師さんの領域ですので、ご希望に応じておつなぎします。

アトピー対応メニュー

mahanaの鍼灸メニューはすべてアトピー対応が可能です。
ご予約時にお悩みとともにお知らせください。

お顔の美容鍼に加え、全身を鍼灸で整えます。気になる1部位のロミロミ付き。

90分 ¥19,400
(初回おためし ¥12,880)

お顔の美容鍼に、お腹や手足のツボもあわせて。デコルテ・ヘッドのロミロミ付き。

60分 ¥9,500
(初回おためし ¥2,980)

その日の体調に合わせて、全身を整える鍼灸施術。デコルテ・ヘッドのロミロミ付き。

80分 ¥9,900

※表示のお時間は施術のおおよその目安です。カウンセリングやお着替え、お茶の時間を含め、ご来店からお帰りまでが表示時間より10〜20分ほど長くなることがあります。お帰りの後のご予定に余裕を持っていただけますと安心です。

施術の流れ

カウンセリング

体質、お悩み、その日の体調や気になることを、じっくりお伺いします。気になることは何でもお話しください。

カウンセリングのイメージイラスト
お着替え

患者着をご用意していますので、手ぶらでお越しいただけます。着替えは個室で、ゆっくりどうぞ。

施術着を案内しているイラスト
施術

その日の状態に合わせて、お顔や全身に鍼灸の施術をします。施術部位以外はタオルで覆い、安心して受けていただけます。

施術中のイラスト
お着替え・お茶

お茶を飲みながらひと息ついていただく時間です。施術後の感覚を味わいながら、リラックスしてお過ごしください。

施術後のお茶のイラスト
次回のご予約・お会計

お体の状態に合わせて、次回のペースをご提案します。無理におすすめすることはありませんのでご安心ください。最後にお会計をさせていただきます。

お会計・次回予約の案内をしているイラスト

ご自宅でできるセルフケア

施術で整えた体を日々の暮らしで支えていくと、よい流れが続きやすくなります。全部を完璧にやろうとせず、できそうなものからひとつずつ。

肌のケア

  • お風呂上がりはできるだけ早く保湿を。刺激の少ないシンプルなものが安心です
  • お湯はぬるめ(38〜40℃くらい)。ゴシゴシこすらず、手のひらでやさしく洗う
  • タオルは押さえるように水気を取る
  • 汗をかいたらすぐに流すか優しく押さえる

食事

  • みそ汁・納豆・漬けものなどの発酵食品は、腸内環境を助けてくれます
  • サバ・イワシなど青魚や亜麻仁油に含まれるオメガ3脂肪酸は、なるべく加熱しすぎずに新鮮なものを
  • 揚げもの・甘いもの・辛いものはほどほどに。極端な制限より「偏りすぎない」を意識
  • 結果的に、和食中心の食事がバランスを取りやすくなります

暮らし

  • 睡眠をしっかり確保する。肌は眠っているあいだに立て直します
  • 肌着や寝具は肌ざわりのいい素材を選び、こまめに洗って清潔に
  • ストレスをため込まない工夫を。自分なりの「抜きどころ」を持っておくと楽です

よくあるご質問

どのくらいの間隔で通えばいいですか?

症状や体質によって異なります。はじめは間隔をつめて、状態が落ち着いてきたら少しずつあけていくのが一般的です。初回にお体を見て、目安をご提案します。

しかし回数が必要なことが多いです。目安として、まずは10回ほど続けていただくことをおすすめしています。
来院ペースの一例は、1〜4回目は週1回、5〜8回目は2週間に1回、9〜10回目は月1回ほどです。

塗り薬を使いながら受けても大丈夫ですか?

はい。急にやめる必要はありません。今のお薬と併用しながら受けていただけます。

子どもでも受けられますか?

お子さまの年齢や状態に合わせて、やさしい施術を行います。まずはご相談ください。

顔や首を触られるのが不安です

よくわかります。私自身、症状がひどい頃は、顔や首を誰にも触られたくありませんでした。mahanaでは、その日の肌の状態を見ながら、無理のない範囲で進めます。「今日はここは避けたい」も、遠慮なくお伝えください。

鍼が痛かったり、悪化したりしませんか?

使う鍼は髪の毛ほどの細さで、チクッとする程度です。肌の状態に合わせて、施術する場所や刺激の強さを調整します。ご心配な方は、目立たない部分から試すこともできます。(※感じ方や経過には個人差があります)

基礎化粧品が合うか心配です

私も、しみて使えない化粧品にたくさん出会ってきました。だからこそ、肌にやさしいものから状態に合わせた使い分けまで、自分の経験からお話しできます。

人に会わずに施術を受けたいのですが

mahanaは完全予約制のプライベート空間で、施術はお一人ずつ。ほかのお客様と顔を合わせることはありません。安心してお過ごしください。

ご予約・お問い合わせ

ずっと付き合ってきた肌の悩みを、おひとりで抱え込む必要はありません。
同じ経験をしてきた施術者が、あなたのお話をうかがいます。まずはお気軽にご相談ください。

1人で営んでいるサロンのため、基本的にお電話での応対はしておりません。ご予約・ご質問は、予約サイト・公式LINEからお願いいたします。24時間以内にお返事いたします。

営業時間:平日 9:00〜17:00 / 土・日・祝定休日

アクセス

鍼灸院名mahana(マハナ)
院長平川愛実
所在地〒844-0018
西松浦郡有田町本町丙844-3 赤松原ハイツA-201
営業時間平日9:00〜17:00(受付15:00まで) 土・日・祝 定休
電話番号ご予約の際にお伝えします。

有田中部小学校の向かいの建物

写真の建物の2階にmahanaがあります。

駐車場が一台分ございますので、ご利用の際はお知らせください。